昨日はお昼から快晴の空が広がり、ラボ作業中から気もそぞろ。
夜食を済ませてから一路ホームグラウンドへ向かう。
前回(10月30日)はどうも気分が乗らなかったが、今日はやる気満々。
今夜の目的はススキの穂を地上風景に冬のダイヤモンドが昇る様を捕らえること。
先月、小石原の田圃にて昇る冬のダイヤモンドを撮影したのだが、季節感を強調するなら星座のみならずその時期ならではの風物詩も取り入れるべきだろう。
問題の撮影場所だが、小石原の田圃でもススキの生い茂った場所はあるのたが、今回は嘉麻峠の棚田に決定。
ちょうど2年前にもオリオン座と冬の大三角形を撮影した思い出深い場所。
ここの急坂を登りきった先に廃屋が待ち構えており、ちょっとした肝試し気分も味わえる。
さて、ポタ赤を組み立て撮影準備が完了したのは23:00過ぎ。
秋〜冬の主だった星座たちが昇ってきており、おうし座流星群のものと思われる流れ星も時々空を掠めていく。
ただ、低空の星が瞬いておりシーイングは決して良くなさそう。まぁ星景写真には全く影響は無いのだけれど、所謂天体写真家たちは苦戦を強いられていることだろう。
慎重に画角を決めてぼちぼち撮影開始。
それにしてもf2.8ズームレンズの暗いこと。オマケに16mm超広角だと星像がとても小さく見える。
どこまでが写っているのかが判りづらいのは困ったもんだなぁ…。
撮影中ふと地上に目線を下ろせば田圃の方に何やら動物の影…シカだ。
いくら草食動物と分かっていても、子どもの背丈程もある動物が近くに寄ってくるのはおっかなびっくりだ。
こんな時はケータイで音楽をかけながら恐怖心を紛らわすに限る。
やがて時刻は0時30分をまわり冬のダイヤモンドが全貌を露わにした。
露出を変えながら何枚か撮っていく。
ヨコ位置、タテ位置撮り分けたところで全コマ使いきり、撮影終了。
機材を片付け終えるとせっかくなので嘉麻峠を登り、いつもの田圃へ行くことに。
峠道を走行中に2頭の雌ジカと遭遇。
冬支度が活発になっているのだろか?
峠を登り切り、いつもの田圃に到着すれば冬のダイヤモンドは高度を増して輝きが際だっていた。
ぎょしゃ座からおおいぬ座に至る冬の天の川のかすかな光芒も美しい。
東の低空に目をやれば、ふたご座の下方ではかに座が、そして山の稜線からヒドラ(うみへび座)、しし座が頭を覗かせている。
かに座の星座線が肉眼ではっきり辿れるなんて、やはりこの場所は県内でも随一ではなかろうか。
暫く申し分ない眺めを満喫した後、眠気が増してきた為、家路につくことに…。
